8日目はこちらから
2024/9/22(日) 9日目
東北行脚9日目。
この日で残りの駅を取って、東北行脚を終わらせます。
本来ならば8日間で終わらせる予定でしたが、おそらくどこかで大ポカをやらかすだろうと思って、あえて予備日として1日ほど残しておいてのは本当よかった。
仙台からは青森駅へ向かう高速バスが走っているので、これに乗って青森へ向かい、5日目に取れなかったJR津軽線とJR海峡線を攻略していきます。
7時ごろ起きてバスの待合室へ向かう矢先でもまだ雨が降っていた。
昨日に続いてかなり寒い。
大体10分くらい歩いてバスの待合室に着き、寒さから開放された。
バスでの待合室では案の定長袖の観光客が多かったため、昨日に続いてまた場違い感を覚える。
ただ、自分ひとりだけというわけではない。
何人かは自分のように半袖姿はいたので、妙に親近感が湧く。
よかった、自分ひとりだった多分バスでの待合室ではなく、外で寒い思いしながら待ってたと思う。
7:50 仙台駅 → 青森駅
青森行きのバスが動き、最後の戦いが始まった。
しばらく走ると、昨日取れなかった市営地下鉄の北側にあった泉中央と八乙女が普通にチェックインできて「昨日行かなくてもよかったんかい・・・」と朝から先制パンチをもらった気分になる。
さて、まずは宮城県でまで残っている駅をかたづけます。
幸いにもバスがこの残りの駅付近を通るのでチェックインやレーダーを駆使しつつ攻略します。
この近くには東北新幹線のくりこま高原もあるので、こちらも合わせて攻略します。
先制パンチを食らった10分後に少しずつ近づいてまいりました。
見た感じだとくりこま高原はチェックインでそのまま攻略できそうなので、これはそのままチェックインボタンを押す。
残りの3駅はレーダーで一気に片付ける
この瞬間・・!
マスターオブ宮城 達成!!!!
アクセスした駅(宮城):くりこま高原、白石蔵王、梅ヶ沢、新田、石越
(宮城: 179駅/179駅 )
(※白石蔵王について、8日目の郡山から仙台へ向かう際に攻略していたのですが、書き漏れていたため今回はここに追加します)
よし、このまま青森へ行くぞ!!
ここから先は岩手に入るため、風景を見ながらチェックインボタンを押すだけの簡単なお仕事モードに入る。
それにしても、雨が全然止まん・・・激しく降っているわけではなけれど、どうも落ち着かない。
雨に濡れた窓から風景を眺めながら、脳内ではラグトレインが流れていた。
雨はまだ降り続くも、少し暗かった空には徐々に明るさが出始めてきた。
岩手を抜けていよいよ青森へ突入していく。
5日目に来た時以来の青森だ。今日で絶対にリベンジをする。
5日目に取りそびれた奥羽本線も幸いにもバスが近くを通るとのことなので、ここも先程同様にチェックイン&レーダーで攻略だ。
少しずつその片鱗が見えてきたかと思えば、目的地の青森も見えてきた。
これから進むルートから察するに、チェックインでそのまま取得できそうだった。
そして10分後
奥羽本線の最後の駅を取って路線コンプ。そしてバスは目的地の青森駅に到着した。
アクセスした駅(青森):北常盤、浪岡、大釈迦、鶴ヶ坂、津軽新城
路線コンプ:JR奥羽本線(新庄〜青森)
(青森: 151駅/172駅 )
12:35 青森駅 着
次に向かう津軽線電車の出発まで時間があるため、ここですこし腹ごしらえをでもするかと思ったら、あるカタカナ5文字が見えた。
うおおおおおおお!!!!!サイゼリヤうおおおおおお!!!!!
速攻で店内へと移動しようとした・・・・・・しかし!!!!
なんかめっちゃ並んでるorz
そうか・・・時計見たらもうお昼か・・・。店内や並んでいる列は家族連ればかりだ。
家族連れが並んでいる中、半袖姿クソデカ荷物を持っているぼっちワイ・・・
これまた場違い感がでてくる雰囲気がプンプンするぜぇ・・・
結局近くのコンビニ探してお茶とおにぎりに済ませることにした。
なにげに今日初の電車の乗車だ。
気合い入れて駅をクリアしていく。
本来ならば果ての三厩駅まで行きたいところではあるが、2022年の豪雨により、大平〜津軽二股駅間の線路が大打撃を受けた。なので電車で行けるのは蟹田駅までとなる。
なお、駅がある今別町は復旧を断念し、2027年春を目処に蟹田駅以北の駅は廃線になることが決定した。
数年後の駅メモもおそらくこの箇所も廃線として扱われるだろう。
ちなみに蟹田から直接付近に行くには「わんタク」を利用する方法がある。
電車が発車したあと、海の近くだから少し雨が強くなってきた。
1駅止まってドアが開くと冷たい風が電車内を包む。
今いるのは本州の北of北だ。そりゃ寒いに決まっている。
本当なぜ自分は半袖姿でいるのか、なぜ自分はそこへ向かうのか、駅メモとはなにか(哲学)
14:05 蟹田駅 着
傘をさしつつ「ここから先は走らないのか・・・」と中小国方面へ伸びる線路を見つめる。
今日の天気と風の強さと相まってか、妙に淋しさが強く感じる。
アクセスした駅(青森):油川、津軽宮田、奥内、左堰、後潟、中沢、蓬田、郷沢、瀬辺地、蟹田
(青森: 161駅/172駅 )
さて蟹田駅に到着。ここからさらに北へと向かいます。
先ほど紹介した「わんタク」を利用して奥津軽いまべつ駅へと向かいます。
タクシーと言っても、実際にはハイエースでの移動となる。
実際にタクシー乗り込んだのは良いが、座った場所が悪かった。
座ったのは、スライドドアのちょうど近くにあった席に座った。
ただ出発前に・・・
乗客が乗り込む→ドアが開いてるあいだ雨が俺に当たる→閉まる
乗客が乗り込む→ドアが開いてるあいだ雨が俺に当たる→閉まる
乗客が乗り込む→ドアが・・・
が延々と続く。
この出発10分前は妙に長く感じたものであった。
こうして、ハイエースもといタクシーは移動したものの、乗客の誰かが出発前にたばこを吸っていたのだろう、移動中の車内はたばこのニオイが充満してたのがキツかった。
それもありタクシーから駅を取るのも一瞬忘れていた。とはいえこの周辺はレーダーでも取れるのでそこはシビアにはならなかった。
ただ、ニオイに耐えるのは苦痛だったので「はよ着いてくれ」の一心だったのを覚えている。
30分後、無事に開放された。
15:02 奥津軽いまべつ駅 着
ここが本州最北の新幹線の駅か。
中に入ると誰もいなかった。
観光案内のポスターやおすすめの観光地のパンフレットが置かれており、やや上を見上げると壁かけテレビがかけられており、ただひたすらバラエティ番組が流れていただけだった。
いるのは自分ひとりだけというのは妙に不気味感があった。
とりあえず、チェックインはしておかないといけない。
そのためにここまで来たのだから。
これでレーダーの位置が変わった。あとはJR津軽線と津軽鉄道の残り。
そして、廃駅の竜飛海底をレーダーで全て取る!
アクセスした駅(青森):中小国、大平、津軽二股、大川平、今別、津軽浜名、三厩、深郷田、津軽中里、奥津軽いまべつ、竜飛海底
(青森: 172駅/172駅 )
マスターオブ青森 達成!!!
いよいよ残りはあと1つ、、、福島のみだ!
それにしても・・・
竜飛海底をレーダーで取ったことで、JR海峡線の路線は無事にコンプできたのはよかった。
JR海峡線はそれぞれ北海道と青森に属する駅があって、北海道側は3年前の2021年に取った。
当時はただ単に「北海道の駅を取る!」っていう考えだけで、将来は青森側も取るとは微塵にも思わず、ただ単にMO北海道のために知内駅をレーダーで取っていた。
そして今回は逆方向の青森から竜飛海底をレーダーを取った。
つまり約3年越しのレーダー挟み撃ち作戦での攻略となった。
まあ、当時の自分に声を掛けるとしたら「北海道の時のお前の苦労をずっと見てたぞ。今までよく頑張ったな」かな。
さて、残りは福島の東北本線を残すのみ!
ここから新幹線に乗って一気に東京へ南下する!
はやぶさは仙台から一気に大宮までノンストップで行くようなので、新白河駅には止まらない。ゆっくりチェックインはできなさそうである。
新白河周辺の駅に近づいたらチェックインしてレーダー位置を変えて、レーダーで攻略する。
それまでに新幹線内で寝落ちしないかが勝負のポイントだ。
はっきり言って、ここからずっと寒かったけれど、奥津軽いまべつ内の待合室がいい感じに温かい・・・かなり眠気がきてしまっている。
いかんいかん、ひとまず切符を買うかと、切符購入場所を探したら、建物の2階にあるようだ。
その時に2階に上がる階段の踊り場に何かが書かれているボードが置かれていた。
気になったので階段を登ってみて、そのボードを見てみる。
は?許さん!(謎のブチギレ)
もちろんエレベーターも完備されているが、なんか無性に許せない気持ちになってきたので階段を115116段あがってやったさ!おかげでさっきまでの眠気消えたぜ!!また健康になってしまう!!コンチクショー!!
必死になって116段上がって券売機までたどり着き、終点の東京までの切符を買う。
少し息を切らした感じで券売機を操作していると・・・
[立席]
ぉーーーーん・・・(泣)
ざせきみんなよやくされてる・・・・うせやろ・・・・
最後の最後までMO東北を取るための試練があるのか!上等だ!東京まで立ってやるよ!!
無事に切符を買って待合室に待つと、そこには何人か新幹線を待っている人がいた。
1階から2階へ上がった時も人っ子一人として出会わなかったかったら、乗客は自分ひとりだけかと思ってた。
新幹線乗車口は今度は逆に階段を降りるところにあった。
降りる階段も結構長かったけれど、もしかしてここも116段だったりするのだろうか?
降りた先は広々としたプラットホームが目の前に現れた。
だれも
いない・・・。
こう広々としたところに誰もいないのは開放感があるけれど、やっぱりなんか不気味さが勝る。
しばらくして待合室にいた人たちも降りてきた。
いよいよMO東北に向けて、最後の攻略が始まろうとしていた・・・。
到着間近のアナウンスの後、新函館北斗、木古内と経由してきた新幹線はやぶさが到着した。
1車両ずつ新幹線の窓を覗いてみると、見た限り乗客がほぼ全席と言っていいほど座っていた。
なるほど・・・これは券売機が[立席]と表示されるわな・・・。
15:35 奥津軽いまべつ駅 → 東京駅
ここからは東京まではもうずっと立ちっぱなしだ。MO東北に向けての最後の試練でもある。
なるべくは狭い通路にはタムロせずに、間口が広い所にいながら、一方でスマホでは駅をポチポチと取っていた。
ふと、妙にぽっかりと空いている空間があった。
そこは公衆電話が置かれていたスペースだった。
昔はいたるところにあった公衆電話のボックスもスマホの普及とともに少しずつ台数を減らして、現在は10万台を下回るだろうという予想されている。
ここにあった公衆電話も、家族に電話したり、あるいは仕事での職場へ電話かけたり、緊急の時とかはここから110番や119番をかけていたのだろうか。
電話があった当時では、きっと様々なシーンが繰り広げられていて、そしてそのシーンを公衆電話はそれを長い間見つめてきていたに違いない。
この何も無いこの空間を少し眺めて、そんな思い出があったのではないかと少しばかり耽っていた。
この駅メモは駅との思い出を取るというコンセプトではあるけれども・・・
そうだ。思い出というのは何も駅だけに限った話ではなく、いま走っている新幹線や電車、線路、そして今はここに無い公衆電話にもあるだろう。
今までは駅にだけ着目しがちだったけれど、こういうところにも思い出は眠っているのだ。
というわけで駅メモ運営さんよ、今度は「電車メモ」作ろう(提案)
キャラは新幹線や電車をロボット化して、思い出を壊す悪の集団と戦うというコンセプトでやろう!これは絶対ハヤる(*´ω`*)
と、そんな空想を抱いていたらいつの間にかもう仙台を抜けていた。はやいね。
ここからはレーダーの地図機能とにらめっこしながらの攻略となる。
いつ白河にたどり着くかわからないからね。
地図が少しずつ福島の文字が現れ始めてきた。
思えばこの旅は福島から始まった旅だったな。
只見線の光景と地元の方々が雨の日にも関わらず手を降ってくれたのはこれを書いてる今でも鮮明に覚えている。
青森で出会ったバスの運転手には間一髪で助けられた。
ちょうどその時、そのタイミングでタクシーが来てなかったら、この行脚は早々に失敗していたはずだ。
宮城ではBRT気仙沼のバス専用道路にはときめいた。
バスに乗っているのに電車に乗っている錯覚を感じた興奮は忘れられない。
心残りは牛タンを食べれなかったことと、あと伊達政宗像を見れなかったことか。
そこからの岩手では、やはりエルミーヌ作戦での三陸鉄道攻略はマジで大きかった。
今回のMVPでんこだと思う。
ただ本当は三陸鉄道は直接攻略する予定だった。
以前、NHKの「プロジェクトX」で東北大震災で被災した三陸鉄道の復活までの軌跡というのを特集でやっていたのをたまたま見てて、「今度の東北行脚では乗ってみたい」と思っていたんだけれど、タイミングが悪かった。
秋田も色々あった。
秋田内陸縦貫鉄道の柴犬ラッピングかわいいかったし、手を振っている農家さんや自治会の人たちが印象的だった。秋田内陸縦貫鉄道特製弁当ときりたんぽも美味かった。
山形は振り返ってみるとなんか一番痛い目を遭ってたような・・・
長井線であやうく1駅取り残しそうになったこととか、新幹線事故を知ってから、一応ダメ元で福島行ったらその遅延に巻き込まれたり・・・あとは仙山線と陸羽東線の攻略も苦戦した。
あれ、おかしい・・・確か山形は東北の中ではまだMOが楽だと聞いていたが???(確かに楽ではあったが)
あとフルーツ、っていうかさくらんぼ食べてなかったや。
トラブルでかなり悩みながらも色んな人に助けられ、喜怒哀楽が激しい旅となった東北旅も、郡山を抜けて、いよいよ新白河駅が見えてきた。
郡山の手前の駅もチェックインやレーダーを駆使して1つ1つ確実に取る。
新白河を超えて、そして・・・
アクセスした駅(福島):須賀川、鏡石、矢吹、泉崎、久田野、白河、新白河、白坂
路線コンプ:JR東北本線(黒磯〜利府・盛岡)
(福島: 188駅/188駅 )
マスターオブ福島 達成!!!
それと同時に・・!
マスターオブ東北 達成!!!!
しばらくは空を見上げて、呆然としていた。
終わったんだよな、各都道府県別の駅取得状況をもう一度見た。
6つともcompletedの文字が踊る
そうか、終わったのか。
達成感というよりか、言葉ではうまく表現できないけれど「なんかとんでもないことをしたような」感じがした。
MO東北達成者はいっぱいいるだろうから、それは誇張的表現かもしれないが、それでも自分の中では「なんかやっちまった」感があった。
それでももういいや、もう終わってしまったことなのだから。
19:04頃 東京駅 着
意外かもしれないですが、実は駅メモで東京駅にアクセスしたのは初めてだったりする。
なんか今までずっとタイムスリップしてきて、そこからやっと戻ってきたような
東京に到着してから、ずっとそんな感覚になっていた。
もしかしたらまた何年後かにこの東京も攻略する日がくるのだろうか。
今回の北海道と青森の海峡線みたいに。
でも600駅以上あんだよなぁ・・・とブツクサ呟きながらも駅を後にした。
こうしてMO東北の旅は終わった・・・・
あ、そうそう
千葉もちゃんと取ってますよ?( ◠‿◠ )
まったく油断も隙もねえよ駅メモは!
あとそれから・・・
maimaiの東京・千葉の行脚も完了。
10都道府県ネームプレートも獲得しました。
(オンゲキとチュウニズムは以前千葉行脚で取ったから省略)
その後は色々東京(というか秋葉原)を散策して、無事に沖縄へと戻ることができました。
なお沖縄に戻って2週間は乗り物酔いに苦しめられた模様。
それで最後に8日目での迷言をもう一度言ってお別れましましょう。
「普通に旅がしたい」
頭を抱えながらオンゲキプレーとMO東北を狙ってみた話 ・ 完