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2023/9/16(土) 4日目 5:00 府中駅前
中国地方駅メモの旅もいよいよ後半戦となりました。
写真は頭がボーッとした状態で撮った府中駅前です。
夜ではありません。朝です。まだ日が昇ってこない朝の5時なのです。
正直な話、スマホのアラームをセットしてたとは言え、よく4時半に起きれたなと自分でも驚きました。
駅へ向かう途中、コンビニがあったのでここでカロリーメイトなどの朝食を購入して、後半戦の旅へ向かうのでした。
4日目最初のルートは、残りの福塩線を攻略して木次線に乗り、再び島根へ向かいます。
朝5時からの始発の電車に乗ったものの、窓から風景は真っ暗で全く見えず、昨日の夜の雰囲気がまだまだ続いているような、そんな感じだった。
昨日の睡眠時間が2時間くらいで、どっちがレム睡眠かノンレム睡眠かよくわからないけれど、中途半端な感じで起きたようで、眠気がものすごい・・・・。
それでも電車は暗闇をひたすら進みながら、駅もちゃんとチェックインをしていく。
塩町駅は3日目の三次駅へ向かうバスの道中で取っていたため、三良坂駅を取った時に路線コンプを達成していた。
07:03 塩町駅 着
アクセスした駅:川下辺、中畑、河佐、備後三川、備後矢野、上下、甲奴、梶田、備後安田、吉舎、三良坂
路線コンプ:JR福塩線
(広島: 215駅/253駅 )
福町駅に到着。いつの間にか空が明るくなってきたので、ここらで一つ新鮮な空気を体中に取り入れるため深呼吸でも、、、、といいたい所ですが、今度は芸備線の備後落合駅へ向かうための電車に乗ります。7:05出発です。朝からいきなり忙しいったらありゃしない・・orz
少しずつ太陽が顔を出してきたおかげで、ようやく目が覚めてきた。
進んでいくうちにつれて、徐々に周りが木々が生い茂った所に進んでいった。
それと同時に若干耳に少し違和感を覚える。
それは、飛行機を離陸して、空へ飛ぶ際に起こる気圧の変化によるあの感じに似ていた。
そういえば、と思い出したことがある。
今から向かう備後落合駅は標高452mにある駅であること。
つまり今乗っている電車は山を登っているため、少し気圧が変化して、これにより耳に違和感があったのだろう。
周りの風景も山と空しかない光景や、少し窓の下を見れば田園が広がっている光景になったり、かと思えばいきなり木々が生い茂った所になったりと目まぐるしく光景が変わる。
少しずつ山道を登り、ゆっくりとしたスピードで電車は備後落合駅へ到着した。
アクセスした駅:備後庄原、高、平子、備後西城、比婆山、備後落合、道後山、小奴可、内名、備後八幡、東城
(広島: 226駅/253駅 )
広島側の芸備線はレーダーで取得。しかし岡山県側にも芸備線は続いているので路線コンプではない。後で岡山側からもレーダーで芸備線を攻略する予定だ。
08:15 備後落合駅 着
待合室には旅のノートは勿論のこと、
昔の備後落合駅の風景の写真も掲載されていた。傘寿とあるので80年以上もこの駅が現存するのか。
ちょうどこの待合室にベンチがあったで、府中駅の近くのコンビニで買った朝飯を食べつつ、この待合室に展示されている資料を眺めてみるのも一興と思い、食べる準備をしたちょうどその時・・・
「おはようございまーす!!!!」
いきなり大きい声がしてびっくりした。そこにいたのは70代くらいのおじさんだった。
ちょうど待合室の外にいた乗客たちにも声をかけて、待合室へと案内した。
このおじさんの正体は、元国鉄の機関士だった永橋さんという方だった。
現在はこの備後落合駅のガイドを行っているとのことだ。
備後落合でググッてみると「備後落合 おじさん」とサジェストが出てくるので、この界隈では有名な方なのだろう。
そんな永橋さんがなぜガイドを行っているのか。
話によると、2018年の三江線が廃止されたのがキッカケだったという。
その時に、風のうわさ(おそらくネット上のうわさだろう)で次に廃止される可能性が高いのは木次線かもしれないということを永橋さんの息子さんから聞いて、こうしてはいられないと、一念発起し、様々な方から昔の写真を頂けないかと各地をまわり、この待合室兼資料室を作りあげたとのことだ。
最初は「いや飯食いたんだけれどなー」と思っていたのが、次第に永橋さんの話に引き込まれていく。
この備後落合駅は広島方面と岡山方面の芸備線とこれから乗る木次線の3方向から電車が落ち合うという意味で、備後落合と名付けられたという。
この「落合」という名がついた全国各地の駅に永橋さんは足を運んでいたそうだ。
この駅名にもある同じ「落ち合う」という言葉に共感を得たのだろうか、根室本線の落合駅や陸前落合駅などの写真も展示されていた。
今思えば、これらの駅の写真が展示されたのを写真で撮ればよかったと少し後悔している。
他にも豪雪の時、電車に大量に雪を載せたゴンドラをつけて出発し、そのゴンドラを川が流れている橋の下にもっていき、そこから雪を川に落としたという豪快なエピソードが印象的だった。
これから乗る木次線の衛生写真だ。スイッチバックが行われる場所がくっきりと写っている。
一通り説明が終わると、この待合室のとなりにある倉庫のようなところへ案内された。
そこには備後落合駅のジオラマが展示されていた。永橋さんのガイドにも熱がこもる。
もうちょっと近くで撮ればよかったかな。
沖縄にはモノレールがあるものの、電車というものは未だ存在しない。
そのため、他県の電車の廃止などの話を聞いてもどうしても他人事になってしまう。
だが、昨日行った三江線やこうして木次線の廃止を食い止める活動をしてる永橋さんの話を聞くなどして、実際に現地に行って見ると、そこで当たり前にあるはずの駅がもしかしたら消えてしまうかもしれない、あるいは消えてしまうというのは、思い出が消えるような感じがして、とても辛く感じた。
キッカケというのは本当に些細なもので、当初はただ単に駅メモでMOを取るというのが目的だった。本当にそれだけだった。
だけどこの目的がなかったら、こういう光景を目にすることや考えたりする機会というのはだいぶ先の話、いやもしかしたら一生そういう機会すら無かったかもしれない。
本当にこの場所に来てよかった・・・
オンゲキをプレーしつつ最難関と名高い中国地方に挑んでみた
お わ り
.....ません!
こちらが今回乗る電車です。幟にも書いてる通り「ええよのぉ!」って言いたくなる電車です。
電車でまず木次駅まで向かい、乗り換えで宍道駅へと向かう流れとなっている。
しばらく進むと、乗っていた乗客たちが立ち上がり風景を撮り始めていた。
後からわかったことだが、奥出雲おろちループの橋が見れるということで一斉に慌ただしくなっていたようだ。そんなことつゆしらず、とりあえずみんなが一斉に撮っていたので、つられて自分も一枚・・・
お前は何を撮っているんだ???ってツッコミたい・・・
おろちループは撮れなかったけれど、展望台が撮れた。
事前にこういうの知っておけばよかったorz
そんなイベントが終わってまた静かになった所、声が聞こえた。
電車はロングシートの形状だが、自分の座っている所からやや後ろの方からその声の主がいた。
年齢は大体60代くらいの女性がブツブツと何かを呟いている。
「私と、私達家族をお守りください・・・」
数分おきに繰り返し何か祈るように上記の言葉を唱えていた。
どこの宗教なのだろうか、個人的に宗教絡みはあまり関わりたくはないのだが、ただこの唱えている女性がいきなりこちらに来て「あなたは神を信じますか?」とか勧誘されたら怖いなー怖いなーと思いながらも、とりあえず駅メモとTwitter(絶対にXと呼ばない鋼の意思)を見つつ、寝たフリしてた。
これ、もし勧誘されてきたらどうしようか、とりあえず「私はもう宗教に入っています。ミラ教(教祖:俺)と言って、オンゲキの理論値をたくさん取ることで天国に近づけるという教えです。」と言って誤魔化して、もしそれでもなんか文句でも言われようものなら逆ギレして、「あ、こいつはヤベー奴だ」と思って近づかせないようにしたほうがいいのだろうか?
などと色々考えていたら、いつの間にかブツブツと繰り返し唱えていたその女性が急に何もつぶやかなく静かになった。
何があったんだろうか?と一瞬だけ女性をチラッと見てみると・・・
口開けて寝ていたのであった。
(いや、寝とんのかーい!!!!!)
とりあえず、心の中でツッコミを入れておいた。
そうこうしているうちに、次は出雲坂根駅というアナウンスが流れた。
しばらくすると、ゆっくりと電車が止まったので、ああ駅に着いたのかと思いきや・・・
?
あれプラットフォームは??出口は後ろか???と思って、後ろの窓を振り返っても、上の写真と同じようにプラットフォームは無く、ただ木々が生い茂っていただけだった。
いや、まさかここで降りるというんじゃなかろうな、と思った途端に運転手が通りかかり、反対側への運転室へ入っていた。
そこから乗客たちも再び立ち上がり、また先程と同様に写真を撮っていた。
この乗客たちの盛り上がりからようやく察した。
そうか、ここがスイッチバックか!ここから進行方向が変わるんだ!
その予想通り、数分後に電車は逆に進んでいった。
高い勾配の山道を登るために一気にレールを引くのではなく、進行方向を変えつつジグザグ状に昇っていく方法がこの木次線の特徴だ。
今回は上りではなく、逆に下っているパターンなので、本来であれば登っていく電車を体験したほうが有意義だったのかもしれない。
逆方向に進んでわずか数分後に無事に出雲坂根駅に着いた。
いつの間にかお祈りしてたあの女性もいなくなっていた。ここで降りていったようだ。
たまたま自分の座っていた所の後ろの窓に出雲坂根駅の案内があった。
標高564m、そんな高いところに駅があるとは・・・
ちなみに駅メモwikiの木次線の説明によると、これよりも更に高いのが備後落合駅の2つお隣の駅、三井野原駅が標高727mとJR西日本では一番高い標高にある駅らしい。
出雲坂根駅で運転手がまた移動していた。
ここで2回目のスイッチバックが行われ、進行方向がまた元に戻る。
こちらが出雲坂根駅を出発した直後に撮った写真。
1回目のスイッチバックから出雲坂根駅へ移動したレールが見える。
しかしこんな高い山に電車を通すとは、どれだけの工数がかかっただろう、おそらく年単位だろうから絶対雪とかでえらい苦労しているよなあ、と設計に携わった人たちには尊敬に値せざるを得ない。
こうして電車は山道を徐々に下っていき、途中で木次駅にて乗り換えた後、無事に目的地の宍道駅へとたどり着いた。
12:27 宍道駅 着
アクセスした駅(広島):油木
アクセスした駅(島根):三井野原、出雲坂根、八川、出雲横田、亀嵩、出雲八代、下久野、南大東、出雲大東、幡屋、南宍道、宍道
路線コンプ:JR木次線
(広島: 227駅/253駅 )
(島根: 96駅/118駅 )
舞台は再び島根に戻る。いよいよ島根は残りの駅を攻略するのみとなった。
残りの一畑電車の松江線はレーダーで攻略します。
そして・・・
こちらが鳥取県異次元線路図となっています。(緑色で書かれた駅は岡山県に属する駅)
全部で81駅と中国地方では一番少ない駅数となっている。
駅数が少ないため、他の4県と比べるとまだマシなレベルではあるのだが、ただここも因美線という厄介なところがあるので気が抜けない。
米子駅到着する前にJR境線もレーダーで攻略します。
ここはゲゲゲの鬼太郎でおなじみの水木しげるロードがあるので、本音を言うと直接チェックインして、水木しげるロードに行ってみたいところではあるが、時間の都合上断念した。
駅メモのツラいところである。
米子駅へ向かう電車が動き出した。
予定通り山陰本線の駅は直接チェックイン、一畑電車はレーダーで次々と取得していく。
電車が米子に近づくに連れて、島根の未取得の駅数も減っていく。
そして、ついに・・・米子駅手前の安来駅をチェックインして・・・
マスターオブ 島根 達成!!
ようやく、ようやく1つ目!!・・・4日目にしてやっと1つ目のMOだ!!
しかしこれがあと4つもあるのか・・・そのうち2つはまだ手つかずの状態というね・・・マジで気が重い・・・。
1つMO取って喜びも束の間、JR境線の駅もレーダーで取得しておくことも忘れずに取っておく。
13:24 米子駅 着
アクセスした駅(島根):雲州平田、布崎、湖遊館新駅、園、一畑口、伊野灘、津ノ森、高ノ宮、松江フォーゲルパーク、秋鹿町、長江、朝日ヶ丘、松江イングリッシュガーデン前、松江しんじ湖温泉、来待、玉造温泉、乃木、松江、東松江、揖屋、荒島、安来
アクセスした駅(鳥取):米子、後藤、三本松口、河崎口、弓ヶ浜、和田浜、大篠津町、米子空港、中浜、高松町、余子、上道、馬場崎町、境港
(島根: 118駅/118駅 )
(鳥取: 14駅/81駅 )
一部の境線はレーダー節約のため、あえてわざと取らないようにしてます。
さてお次はゲーセンです。目指すはアミパラがいな店です。
ここへ向かうため、残りの境線は残しておいたというわけです。
境線への電車は米子駅の0番乗り場から乗車する。
上でも少し触れた通り、ゲゲゲの鬼太郎の生みの親である、水木しげる氏の生まれ故郷が境港市なので、境線への乗り場はゲゲゲの鬼太郎らしく霊と0を掛けている。
なので通称「霊番乗り場」とも言われている。
改札口からプラットフォームへの階段を降りると0と1しかない案内板が現れる。
一瞬2進数の世界に入り込んだのかと錯覚してしまいそうだ。これも妖怪のせいだ。
妖怪の世界へ境線方面へ向かう0番乗り場の案内。
道幅が狭いのも、これから妖怪の世界へと踏み出すという感じがしてちょっと好き。
アクセスした駅:博労町、富士見町
路線コンプ:JR境線
(鳥取: 16駅/81駅 )
富士見町駅について10分くらいでアミパラがいな店へ到着
島根ではアップデートがされていなかった状態だったが、ここではアップデートが反映済みだったため、削除曲とはもう本当のお別れになってしまった。
とりあえず新曲がプレーできたのでヨシ!
チュウニズム行脚もいつの間にか15都道府県(2周目)になっていたんですね。しみじみ。
さて、また大急ぎで米子駅まで戻ります。戻りもまた境線を使う予定だったのですが、どうやらバスで行ったほうが早いことが判明したので、ここはバスを使用します。今回の行脚は本当バスが大活躍しますね。
こうして米子駅に戻ってきたわけなんですが、ここからがかなりしんどいルートになっていきます。
ここで岡山県異次元線路図もご紹介しましょう。
(緑色の駅は別の県に属する駅。オレンジは新幹線が止まる駅)
岡山は合計で177駅。厄介なのは鳥取側に近い因美線と姫新線。この路線だけに限ったことではないのだが、ここも接続が悪い。攻略するには何度か鳥取方面にも向かう必要がある。
個人的に広島がラスボスで、岡山はラスボス一歩手前にいるボスという感じがする。
さて、この伯備線で岡山まで移動する間は、色々取らないといけない駅が多い。
まずは芸備線。広島側の芸備線は取得済みなので、残りの駅をレーダーで取って路線コンプを目指す。新見駅に着いたら速攻でレーダーで攻略する。
2つ目は吉備線。ここは総社駅を必ずチェックインし、岡山駅に到着後にルートビューンで片付ける。
近くに井原鉄道もあるので、一応レーダーで攻略はするが、ここは山陽本線に乗る際にレーダーで攻略できるため、ここは総社駅チェックインの優先順位を高くする。
3つ目は水島臨海鉄道。倉敷付近でレーダーで攻略する。
と、このように岡山に着くまでに色んなところへレーダーなりルートビューンなりでアイテムを駆使する必要がある。なんつー路線だ。
こんな予定で岡山へ向かうのであるが、ただこの時点で疲労感がピークに達しようとしていた。ここ3日間の疲労感がここに来てどっと押し寄せてきた。
特に昨日は深夜2時くらいに寝て、今朝5時に起きてから、駅から駅へと移動しているので、相当体に堪えてきた。
流石にこれはまずいと、コンビニでスポーツドリンクや梅おにぎりなどを購入して、少しでも疲労を和らげるようにした。
いや、本当エクストリームスポーツだよこれ。
疲れていても電車は待ってはくれない。とにかく乗るしかないのだ。
電車が発車してしばらくしたら、先程までは晴れていたはずなのに天気が悪くなってきている。山の近くだからなのか天候が荒れやすいのだろうか。
話は少し変わるが、色々な写真や駅メモキャプチャを貼りながらこの駅メモの旅を紹介してきた中で、記事を書いてる最中に、撮った写真を見て「あれ?この写真なんで撮ったんだっけ?っていうか場所はどこだ?」と写真を撮った理由を忘れることが往々にしてある。
たとえばこれ。16:37頃に撮った写真。
Goole Mapのルートからすると新見駅っぽい所だが、なんで降りたんだっけ?新見駅から乗り換えだったっけ?でもマップの案内は乗り換えみたいなこと書いていないし・・でも、せっかく撮ったのに使わないのも勿体ないので、とりあえず貼っておこう。
ただ、上にも書いた通り、新見駅に着いたので岡山側の芸備線を攻略する。
アクセスした駅(鳥取):東山公園、伯耆大山、岸本、伯耆溝口、江尾、武庫、根雨、黒坂、上菅、生山、上石見
アクセスした駅(岡山):新郷、足立、備中神代、新見、野馳、矢神、市岡、坂根、布原
路線コンプ:JR芸備線
(鳥取: 27駅/81駅 )
(岡山: 9駅/177駅 )
後から知った話だが、芸備線に布原駅という駅がある。この駅は線路上は伯備線にあるが、伯備線の電車はこの駅に止まらず、芸備線の電車が止まるという、なんかちょっと紛らわしい駅になっている。そのため駅メモ上でも芸備線に属している。こういう駅構成もあるんだなと、おもわず「へぇ〜」ボタンを押したい気持ちになった。
岡山駅とチェックインして吉備線をルートビューンで攻略するためにも、必ず成功しないといけない。
だがこの時、頻繁に強烈な眠気が襲いかかってくる。流石に梅おにぎり1個とスポーツドリンクだけじゃ全回復とまではいかないか。2分くらい目を閉じて仮眠→起きてチェックイン→目を閉じて仮眠→起きてチェックイン・・・を繰り返すことで体力のセーブと駅を取ることを両立させる。
すると・・・
目標の総社駅を無事チェックインで取ることができた。
ついでに井原鉄道の駅もレーダーで取れるだけとっておく。
(緑色で記載していた井原鉄道の神辺・湯野・御領も3日目に広島側から取っていたので、こちらも赤色記載に変更)
アクセスした駅:石蟹、井倉、方谷、備中川面、木野山、備中高梁、備中広瀬、美袋、日羽、豪渓、総社、清音、川辺宿、吉備真備、備中呉妹、三谷、矢掛
(岡山: 26駅/177駅 )
しかしここで予想外のことが起きた。
なつめ+レーダーで攻略しようとしたが、一番奥の三菱自工前が取れなかったのだ。
結局電車はこのまま岡山駅へと向かってしまい、不完全燃焼っぷりを発揮してしまった。
アクセスした駅:倉敷、西阿知、新倉敷、倉敷市、球場前、西富井、福井、浦田、弥生、栄、常盤、水島
(岡山: 38駅/177駅 )
さて岡山駅へもうすぐたどり着くが、実はこの時、内心かなり焦っていた。
というのも、岡山のオンゲキ行脚をどうしようかこの時までかなり迷っていた。
岡山駅の近くのイオンにGIGOが入っているのでそこでオンゲキ行脚をすることは可能。
しかしここで問題がある。
次に行くルートとしてJR津山線に乗って津山駅へ向かう予定となっている。
岡山駅に到着予定が17:39、津山線の電車の出発が18:10とわずか30分しかない!!
つまりこの30分で岡山駅からGiGO岡山へ向かい、オンゲキとウニをプレーして、また岡山駅に戻り、電車に乗らないといけない!!
これでGiGOに向かった矢先にオンゲキやウニが混んでいようものならば、諦めざるを得ない。
一応また岡山駅へ戻ってくる予定ではあるのだが、戻ってくる予定時刻は22時頃。
GiGO岡山の閉店時間を過ぎているため、ゲーセンでのプレーができなくなる。
ただ、この場合はBプランとしてもう1つ別の方法がある。
妹尾駅の近くにラウンドワン妹尾店がある。そこで岡山称号を取る!
ただし、そうなると岡山称号を取ってゲーセンを出た頃には、おそらく23時を大きく過ぎている時間になっているだろう。
この時間だと終電が過ぎているため、ホテルを予約している岡山へ戻れなくなってしまう。
その場合は、仕方なく岡山駅まで歩くなりタクシーで移動するなりで戻る。
なので、Bプランだと深夜のお散歩コースになってしまうため、このGiGO岡山で決めたい!という所だ。
17:39 岡山駅 着
アクセスした駅:中庄、庭瀬、北長瀬、岡山、東総社、服部、足守、備中高松、吉備津、備前一宮、大安寺、備前三門
(岡山: 50駅/177駅 )
岡山駅に着いた!ついに勝負の時が来た!!
まずは吉備線を取るためルートビューンで片付ける!!!
一気に片付けた後、速攻電車から降りて、駅の出口へと向かう!!!!
だが、土曜の休日の岡山駅はすごい人混みだった。
行き交う人、人、人、人、人で足取りが悪く、なかなか前に進めない。
岡山駅から外に出られたのは、電車が到着してからすでに5分を過ぎていた。
まずい!!イオン岡山はどこにある!?
Google Mapの地図で大まかな場所は把握していたが、予想してたよりも距離があったのと一瞬だけ道を迷ってしまい、更に時間をロスしてしまい、ますます焦りが募っていく。
ようやく探し当てたイオン岡山へやっと入店。
GiGO何階だ?!2階か!?3階か!?案内掲示板はどこだ!?
ウロウロ辺りを見回すと、各階層の入店している店の案内板を発見した!
どこだ!?どこにある!??
6階 GiGO
この時点で、岡山駅到着からもうすぐ15分を過ぎようとしていた。
だめだ!!!これはもう間に合わない!!Bプランに変更だ!!!
まさかこんなに時間が早く過ぎていくなんて!!急いで駅へ戻るしか無い!!!!
大急ぎで戻って岡山駅へとUターンする!
戻った後は津山駅の切符を購入。
実を言うと、本当は智頭駅への切符を購入したかったのだ。
というのも、この津山線で津山駅に着いた後、因美線で智頭駅へ向かう計画をしていた。
岡山から津山到着が19:39。そして、津山から智頭への電車出発が19:42
乗り換えがわずか3分しかない!!!
そのため、スムーズに乗り換えをするために智頭駅への切符が欲しかった。
しかし、切符の料金表には因美線の値段までは書かれていなかった。
同じJRのはずなのになあ・・・とつぶやきながらも仕方なく津山駅までの切符を買ったというわけなのである。
記載がないのは理由があるのかもしれないが、今思えばみどりの窓口で尋ねるのも手だった。
こう焦っていると、そういうアイディアも思い浮かばないものだ。
津山駅まで行ったら、おそらく切符を買う時間がないと思うのでそのまま因美線の電車に乗る。そして智頭駅に着いたら、そこの精算機で因美線分の料金を払うという流れでいこう。
とにかく今は時間がない!乗るんだ!乗るしか無い!!
息を切らしながら、津山駅向け電車へと駆け込んだ。座席シートに座っても汗も息も止まらない。
とにかくここが、今回の旅の一番重要なところだから集中しないといけないと深呼吸を一つ行った矢先のことであった。
「ただいま、電車が遅延しております。
約6分の遅れとなっております。
ご乗車のお客様には大変ご迷惑を・・・」
一瞬、何かが割れる音がしたような気がした。
6分遅れということは因美線への乗り換え時間も潰れるということになる?
まて、こっちが6分遅れているということは向こうも6分遅れているのではないか?
いや、それはあくまで希望的観測にすぎない。
どうするこのまま乗るべきか!?それとも降りるか!?
イオンからここまで走ってきてようやく少し落ち着いた矢先にまたしても体中に緊張感が走って、パニックに陥ってしまっていた。
頭の中で悩んでいたそんな矢先にドアが閉まった。電車が出発し始めた!
このまま進んでいけば岡山を離れ、津山へ行ってしまう!!
どうする、このまま津山まで行くか!?それとも次の駅で降りるか?!
こう迷っている間にも無慈悲に電車はどんどん猛スピードで進んでいき、次の駅が近づいてくる。
自分はあまりの恐怖に自然と座っていた座席シートを離れ、電車のドアの前に立っていた。
そして・・・次の駅である法界院駅で電車を降りることを選択した。
18:28頃 法界院駅 着
遅延の知らせを聞いたからなのか、結構多くの乗客がここで降りていった。
自分は駅を降りて、しばらくのあいだその場で佇むだけで動くことができなかった。
なんなんだ・・・?
色々とおかしい・・・・
なぜこうもピンポイントで一番厄介なところで最悪なケースが発生するんだ?
昨日は自分自身の体の異変や運の悪さが足を引っ張っていたが、まさか2日連続でこうなることってありうるのか?
昨日寝る前に呟いた。
中国地方に棲んでる駅メモの悪魔が嗤ってら・・・・・
またしても、嗤われているような、そんな気がしてならなかった。
GiGOでオンゲキとウニのプレーが間に合っていようがなかろうが、どのみちアウトだったということか。
しかし、これからどうしようか。
降りてしまったからには仕方ないので、一旦岡山駅へ戻り、取れなかったオンゲキとウニの称号を取ることにする。
幸いここから岡山駅へのバスが出ているので、それに乗ることにした。
なんか今回の旅はバスが唯一の良心な気がしてきた・・・。
18:45頃 岡山駅 戻り
バスで岡山駅へ戻り、GiGO岡山でひとまずオンゲキとウニ称号を取る。
ただここで気づいたのが今まで持っていた傘がなくなっていたことに気づく。
電車の中で無くしたのか、はたまたバスの中なのかわからないが、それだけ道中パニックになってたということがよく分かる。
音ゲーマーとは本当不思議なもので、たとえメンタルが崩れていたり、疲労感がある場合でも、滅多に出さないスコアが出ることがある。すでに理論値取得済みとはいえ、まさか再理論値出せるとは思わなかった。
プレー中、譜面に集中して無くて「これからどうしよう」ということばかり考えていたのが、ある意味功を奏したのかもしれない。
とりあえず、取れるだけは取っておこうということでまずは岡山駅周辺を走っている岡山電気軌道の2路線。こちらはレーダーで取ることにして、JR本四備讃線、JR宇野線、そして廃線となっている下津井電鉄を攻略する。
JR本四備讃線へ向けて出発する前に、まずレーダーで岡山電気軌道の2路線を攻略・・・のはずが、こちらも先程の水島臨海鉄道と同じく奥の1駅が取れない。東山本線の東山・おかでんミュージアム駅という長い名前の駅だ。
長い名前といえば、この駅の数駅手前に西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前という更に長い名前の駅がある。
そのうちどこかで「寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の、水行末・雲来末・風来末、食う寝る処に住む処、やぶらこうじのぶらこうじ、パイポ・パイポ・パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの、長久命の長助駅」っていう駅名を作って駅メモ運営を困らせてほしい。
アクセスした駅:法界院、岡山駅前、西川緑道公園、柳川、郵便局前、田町、新西大寺町筋、大雲寺前、東中央町、清輝橋、城下、県庁通り、西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前、小橋、中納言、門田屋敷
路線コンプ:岡山電軌清輝橋線
(岡山: 66駅/177駅 )
時間を覚えていないので、Google Mapから大体この時間帯という時刻を記載してる。
JR本四備讃線で児島駅へと向い、JR本四備讃線と廃線の下津井電鉄を攻略する。
下津井電鉄はJR本四備讃線と並走していると聞いていたため、JR本四備讃線は直接チェックイン、下津井電鉄はレーダーでそれぞれ取得する。
20:35 児島駅 着
(※JR本四備讃線は香川県にある宇多津駅を取って路線コンプとなるのだが、岡山に属する駅は全て取ったという意味で青色表記している)
アクセスした駅:大元、備前西市、妹尾、備中箕島、早島、久々原、茶屋町、植松、木見、上の町、児島、天城、藤戸、林、福田、稗田、柳田、児島小川、児島、備前赤崎、阿津、琴海、鷲羽山、東下津井、下津井
路線コンプ:下津井電鉄
(岡山: 91駅/177駅 )
駅メモ上に児島駅が2つあって、1つはJR本四備讃線ともう1つは廃線の下津井電鉄にも同じく児島駅がある。当然ながら2つとも取らないとMOとはならないので注意が必要だ。
駅を降りると「国産ジーンズ発祥の地」との記載があった。
このデカいジーンズと眺めていてふと思ったことが・・・
こちらは沖縄のiiasにある巨大なかりゆしウェアである。
サイズが23Lというよく分からん次元のサイズになっている。
このデカいかりゆしウェアとデカいジーンズが着れるのって・・・
↑こいつしかいなくね?
そんなことを思いながら、今度は折り返して宇野線の攻略へと向かいます。
宇野線に乗り換えるために21:41発の電車を待っていたわけですが、この時、明日も予定通りのルートを辿るべきかどうか迷っていた。
変更するとしてどのルートを辿ったほうが良いか、あーでもないこーでもないとスマホとにらめっこしつつ、紙で印刷した自作の異次元路線図上に色々とメモや時刻を書いたり、二重線で消したりと明日のルートをどうしようか迷っていた。
とにかくMO取得を諦めたくなかったのだ。最後の最後まで抗いたかった。
結局のところ、この時点で無理だという結論に至った。
仕方ない腹をくくるしかないかと思って駅構内の時計を見ると、、
21:45
What's?
うせやろ・・・・
あれこれ予定を考えていることに熱中しすぎて電車が来ていたのに気づいていなかったのである。
次の宇野駅へ向かう電車はあるのか!?と探したら23時過ぎとの記載が。。。
いや、さすがにこころおれた。
みら、おかやまもどる。
アクセスした駅:彦崎、備前片岡
(岡山: 93駅/177駅 )
結局のところ、宇野線はレーダーで取れるだけ取ろうとしても、取れたの2駅だけだった。
岡山に戻ってから、岡山電気軌道の残りのおかでんミュージアムも取ろうかと思っていたのだけれども、疲労感と昨日から風呂に入っていないうえに、この日も走ったりして汗をかいているためまずは風呂に入りたいというので、ホテル直行となった。
もはや、精神的にも肉体的にもボロボロの状態だった。
これが中国地方の怖さなのか、と。
今更ながらこの中国地方の大変さを思い知らされたのであった。
5日目へ続く