前回(6日目)はこちらから
中国地方行脚から帰ってきてから、しばらくのあいだはグロッキーな状態だった。
ワンピースで例えるならば、グランドラインに意気揚々と挑んだものの、あまりの環境の過酷さに命からがら逃げてきた海賊のような、そんな日々を送っていたわけで。
前回の千葉は台風が通りかかったせいで止む無く戻ってきたため、不完全燃焼で終わった。
こんな終わり方は許せなかったので、何がなんでもリベンジのため再度千葉に訪れてMO攻略したものの、ただ今回はそうではない。
自分なりにルートを考えて、MOを取るため時に一生懸命駅へ走ったり、時に長距離を歩いたりもした。
しかし、己の欲深さに溺れてしまい、5県全てのMOを取れることはできなかった・・・。
なので、千葉ほどの不完全燃焼さは正直無いと言っていい。
だが、取っていない駅をずっと残したままというのも気持ちが落ち着かない。
取るとするならばどうやって取るか?
エルミールの第2章の舞台が兵庫だったから、兵庫攻略しつつ、岡山を取るか・・・・。
ただ残りの広島と山口はどうしようか。兵庫から行くと遠いんだよな。とウンウン唸りつつも、どうプランを練ればいいのか頭を悩ませていた。
そもそもまず、いつ行けるのかというのもまた問題だった。
今回の旅で懐が真冬の北海道並の寒さになっているので、行けたとしても費用の面でこれまた頭を悩ます。
そんなある日、一通のメールが届いた。送り主はANAからだった。
内容についてはよくある「マイルの有効活用について」というワンポイントアドバイス的なメールだ。
実は数年前からちょくちょくポイ活とやらをやっていた。
理由としては、マイルを貯めることで少しは旅行の足しになるんじゃないかと思って、ポイントを貯めて、その分マイルに変換・・・というのをやっていたけれど、そういえば今どんくらい溜まっているのか?と思って見に行ってみると・・・
↓初見の反応
結構溜まっているではないかっっ!
溜まっている・・・とは言っても、流石に往復分ほどではないが、片道分は十分補えそうなマイル数が溜まっていたのだった。
「片道分だけマイルで負担するならば、残りは貯金を崩せば行けるかもしれん!」
そう決めた途端、飛行機予約をして、どのようなルートで残りの駅を取るかを考える作業に入った。
そして、ルートが完全に決まった瞬間、もはや俺の心には雲ひとつ無かった!
「行ける・・・行けるんだ!!!」
翌日ベンチで冷たくなったミラさんが発見され(ry
こうして、再度中国地方へ挑むことになった。
今回の旅のテーマを「忘れ物を取りに行く旅」と銘打って、
取れなかった残りの駅を、
取る予定だった3県のMOを、
取りに・・・行く!
EXTRA STAGE(前編)へ続く