前回(プロローグ)はこちらから
新幹線で博多を後にして、新下関へ到達し、ついに本州に上陸した。
ここからそのまま新幹線で新山口駅へと向かう。
今回も同様に異次元自作路線図を作成したので、これを使って駅取得状況を伝えていきたい。
青色は表記の都合上、重複して記載した駅(今回は新下関と小野田)
オレンジ色は新幹線が停まる駅
緑色は山口ではなく島根県に属する駅となっている。
新下関と小野田がそれぞれ違う場所にあるため、まさに異次元路線図になっている。
さて、山口県には全部で152の駅が存在する。
線路図作った後、山陰本線、美祢線、山口線あたりのルートがなかなかエグそうと感じた。
体力的、金銭的、時間的な面からして、なるべくは南北を何度も往復はしたくないところだ。
目指すは上にも書いた通り新山口駅。新山口へ向かいながら山陽本線の駅も同時に取得しておく。
新幹線だから移動がマジで速いのなんの・・・。
途中で取りこぼした駅もあったため、これはレーダーを駆使して取り戻す。
まったく油断も隙もない・・・。
さらに、新山口に辿り着く前に2つやっておかないといけないことがある。
1つはまずここ美祢線にレーダーをうつこと。
ここ美祢線は2023年6月に発生した長雨により、橋が崩落し、現在は代行バスによって運用している。
この美祢線の厄介なのが、接続の悪さだ。
こちらは厚狭駅から長門市駅へ向かう時刻表(2023/9/13時点)なのだが、
早朝でも1時間に1本ペースで、昼頃になるとさらに数時間以上待たないといけない。
さすがにこれに乗って攻略、、、、はなるべく避けたい。
ただ、幸いにも乗らなくても厚狭駅方面と長門市駅方面からそれぞれレーダーで挟み撃ちで攻略することが可能とのこと。
なので、ここは最大限になつめ+レーダーブースターで拾っていく。
路線の半分くらい拾ってきてくれればと思っていたが、南大嶺までしか届かなかった。
届かなかい部分は長門市駅側に集中しているのだろうか。
そしてもう1つはここ、JR小野田線とJR宇部線の同時攻略だ。
JR小野田線はレーダーで、そしてJR宇部線は宇部駅と新山口駅をチェックインするとルートビューンで攻略することが可能だ。
そのために宇部駅にはなんとしても直接チェックインしなければならない。(レーダーやスキルなどのアクセスはルートビューンの対象外となる。)
とりあえず、結論から言うと宇部駅には無事にチェックインできました!
しかし何故か肝心のスクショがないのがくやしい。おかしい、取ったはずなんだがなあ・・・
この後は新山口駅にチェックインして、ルートビューンで宇部駅を終点とし、宇部線は無事に攻略成功!
JR小野田線もこちらも本線・支線ともにレーダーで取得した。
13:11 新山口駅
アクセスした駅:幡生、新下関、長府、小月、埴生、厚狭、小野田、宇部、厚東、本由良、嘉川、新山口、目出、南中川、南小野田、小野田港、雀田、長門長沢、妻崎、居能、宇部新川、長門本山、浜河内、岩鼻、琴芝、東新川、宇部岬、草江、常盤、床波、丸尾、岐波、阿知須、岩倉、周防佐山、深溝、上嘉川、湯ノ峠、厚保、四郎ヶ原、南大嶺
( 41駅/152駅 )
一気に40駅近くを取り、幸先の良いスタート。まさに新幹線様々である。
さて、次は一気に北上し、JR山口線を攻略します。目的地は山口線終点の益田駅。
無事に到着してほっと一息・・・・
といきたいところだが、山口線を走る電車は13:20出発のため大急ぎで電車に乗る。
新山口駅周辺の風景を見ることや何か軽食で買って食べることもできない。駅メモのツラいところである。
順調に電車は益田駅へと向かう。
どの駅だったか忘れてしまったが、停止時に自分が座っている席の近くに時刻表があったので撮ってみた。
ここもさきほどの美祢線と同じく本数がマジで少ない・・・
これを見ると、新山口駅に到着して10分で乗れたのは奇跡だったのかもしれない。
特にトラブルもなく順調に行けている・・・・かと思いきや、
ヤツは突然やってきた!
腹が・・・・痛い!!!!
福岡、そして北海道でも散々苦しめてきた腹痛がここでも襲いかかってきた!
だが、幸いあと5駅程度・・・なのだがこの5駅がなかなか苦しい。1駅1駅が遠い!
座っている重心を少し左右にずらしたり、ケツアゲ1cmしたりとその場しのぎを繰り返しつつ、駅到着までの時間稼ぎをする。
無事に益田駅に到着したものの、電車を降りてトイレまで歩くにも、この歩く振動でダメージが結構来ていた。
今回の腹痛はかなりやばいものだった。もし目的地までかなり遠いところで腹痛が発生したら、マジでバイオテロになってたかもしれん。
誰かそんな状況下でもちゃんとチェックインしてた俺を褒めてほしい。
アクセスした駅(山口):周防下郷、上郷、仁保津、大歳、矢原、湯田温泉、山口、上山口、宮野、仁保、篠目、長門峡、渡川、三谷、名草、地福、鍋倉、徳佐、船平山
アクセスした駅(島根):津和野、青野山、日原、青原、東青原、石見横田、本俣賀、益田
路線コンプ:JR山口線
(山口: 60駅/152駅 )
(島根: 8駅/118駅 )
15:12 益田駅
次はどこに進むか、今回の山口攻略で一番頭を悩ませたのはここだ。
ルートとして考えていたのは
1:島根方面へと進む
2:まだ残っている長門市方面を攻略する
3:来た道を戻る
ここから東へ向かうと島根県出雲市駅へと山陰本線が伸びている。
かと言って長門市方面へ行くかというと、実はここも接続が悪い駅なのである。
であれば、戻るしかないか?
3の選択肢を取るか?
いや
実はもう1つルートがある!
それが・・・
4 錦川清流鉄道の錦町駅へ行く
ここへ向かいます。当然ながら電車はない。
だが何も交通機関は電車だけではない。
必殺! バスワープ!!!
~~~~~~~~~
説明しよう!
必殺バスワープとは、バスで移動することである!
~~~~~~~~~
というわけでバスで錦町駅へ移動します!
ここ益田駅からは石見交通の広島駅新幹線口行きのバスが出ている。
これにそのままずっと乗ってしまうと広島に行ってしまうので、途中にある六日市という所でバスを降りて、岩国市市役所が運営する生活交通バス(六日市線)に乗り、錦町駅へと向かう。
そして着いたら錦川清流鉄道を攻略し、岩国へと戻る、という流れだ!
完璧だ!この難関な山口県を順調に攻略するにはこれしか方法はない!
益田駅の近くに石見交通の駅案内所があり、そこからバスのチケットを購入することができる。
そこの待合室での少しの休憩、、、、、
なのだが、座席に座っていたら、強めの電車酔いに襲われた。
全然休憩にならない。心ここにあらず、グロッキーな状態になっていた。
ただ、今度はバスでの移動となるものの、ほぼ毎日車を運転している身だから、車酔いとかは流石にしないはず、と大丈夫だと自分に言い聞かせる。
休む時間はあっという間に過ぎ去り、バス出発時刻となった。
気を引き締めてバスに乗り込む。
ここもちょくちょくチェックインしてたのだが、流石にここには新駅はなく、先程の山口線の駅をひたすらヒットするだけだった。
多少の電車酔いはまだあるものの、車の動きはそれほど苦しいものではなかった。
そのおかげなのか、バスの風景を楽しむ余裕があるくらいにまで回復していた。
そんなバスの風景を見ながら気づいたことがあった。
この駅メモの旅を行う毎に「俺何やっているんだろう」っていう感じてしまうんだけれど、これはおそらく疲れからくるものではないかと気づいた。
普段やらないことを毎回やっているため、疲労感が溜まりやすい。そうなるとネガティブ思考になっていき、段々と「俺何やっているんだろう」っていうこの旅をして意味があるのだろうか?という流れになっているのではないか。
そういう流れであるという原因が分かれば、この「何やってるんだ感」の落ち込み具合も「こういう理由で俺はそうなっているんだ」と多少は和らぎそうな、そんな気がしてきたのだ。
いよいよ六日市のバス停留所にたどり着きそうな所まで来ると、駅メモ上である変化が起きた。
今まで山口線の駅をヒットし続けていたのが、ここにきて錦町がヒットした。
ということは、この近くに錦町の駅があるのだろうかと思い、バスを降りる。
ただ、厄介なことがおきそうだった
17:06 六日市バス停留所 着
バス停を降りた後、頭や肩にポツリポツリと冷たいものが当たる。
まさか・・・
アカン・・・・・これは、、、どう見ても降る!
あろうことか自分は傘を持っていない!!!!!
幸い雨宿りできる場所はあるにはあるが、これどうしよう・・・
ちなみにここから錦町駅のバスが来るのは1時間半後である。
さらにはぽつり、ぽつりと雨足がゆっくりと、しかし確実に早まってきている。
ど、どうしよう・・・・・
濡れた子犬のような感じでガタガタ震えていると、目に飛び込んできたのがあった。
「お好み焼き」
お好み焼きとかかれていた幟だ。時間はまだ17時。夕食と呼ぶにはちょっとまだ早い気がする上に、実はそこまで空腹ではない。
だが1時間半もずっとここで待つのもなんだし、せっかく広島に来た(※注:六日市は島根です)からには食べねばなるまい。広島風お好焼きを!
時間つぶしに広島風お好焼き食べようと店に入ったら、客は自分しかいなかった。
流石に17時からは早すぎるか。
店内はどこか昭和レトロチックなところもあって、物静かな雰囲気だった。
店内のテレビでは相撲が流れていて、見ていた店主の旦那さんが奥さんにこの力士はどうのこうのとか、今の取り組みはアカンなどの話がされていた。
とりあえず席についたのも束の間、また腹痛が襲いかかってきた。
さっきも出すもの出したのに・・・今日の自分の体はどこかおかしい。
お好み焼きのタネから焼きまでは奥さんが焼いてくれた。
コミュ障なワイは、奥さんの手際よさにただただ「へー」「ほー」ぐらいなつぶやきしか出来なかった。
生地が焼ける音とTVの相撲実況、レトロな雰囲気の店内が時間が流れるのを忘れさせてくれる。
もっと味わって食えればよかったのだけれど、バスの時間が気になっていたため、若干急いで食べていた。
空腹状態ではなかったため、完食がキツかった。
途中で常連客らしき人が来て、店内が一気に盛り上がる。さらにはテレビはプロ野球の試合になっていて、このときは阪神-広島戦だった。
阪神が序盤から点を取る試合展開になっていたため、いつの間にか広島カープのキャップをつけていた店主が「カープー!アカンじゃろー!」と嘆く声が響く。
静かな店内は常連客と店主の会話で盛り上がっていたため、コミュ障ワイは一気にアウェー感が出ていた。
完食したと同時にちょうどいい時間帯になってきたので、店を後にする。
最後に色々と店主と「沖縄から来たんすよー」「これから広島いきますー」的な会話ができてよかった。
さて、完食して外に出ると雨足が少し強くなってきている。
勘弁してほしい・・・・orz
もっと不安になっていたのが、バス停に貼ってあった時刻表だ。
時刻表にあったのは石見交通の時間表しか書かれていなかった。
本当にここにバスが来るんだよな???と徐々にバスが来る時刻が迫ってくる。
実は別の停留所でしたーってオチはマジで勘弁してくれよと願いつつ、出発時刻残り2分くらいに1台のマイクロバスが到着した。
「これ、なのか?」
車をよく見ると、錦町駅行きとあったので、これで間違いなさそうだ。
雨足がまた強くなってきていたので、急いでマイクロバスに乗る。
先程のお好み焼きの店と同じく、ここも乗客は自分ひとりだった。
18:30となると辺りは真っ暗で風景は何も見えず、窓には雨滴ばかりがついている。
バスのワイパーの動きも中くらいの速さで動いていた。
バスの移動で大体20分くらいで錦町駅へとたどり着いた。
先程チェックインして錦町にヒットしたのだが、やっぱり近かったのか。
18:58 錦町駅
さて、ここからまた駅メモ再開となる。錦川鉄道の錦川清流線を攻略します。
時刻は19時前だが、ここから19:06の便が出発するため急いで切符を購入し、電車へ乗り込んだ。
終点手前にある清流新岩国駅まで行って、そこから新幹線で山口方面へ戻るルートを取る。
ただこの時、また少し電車酔いが再発してしまう。
この状態で鉄道に乗るのかよ・・・・と、先程食べたお好み焼きを𝑟𝑒𝑣𝑒𝑟𝑠𝑒しないかが不安だった。
揺れが激しいため、最初の駅からもう死にかけた顔をしていた。いつ𝑟𝑒𝑣𝑒𝑟𝑠𝑒してもおかしくない状況だ。
途中で車内で自動音声アナウンスが「右側をご覧ください。こちらが『◯◯(←名前は失念)の滝』でございます。」と流れていたが、右側見ても夜のため暗くて全然見えなかったし、むしろ死にかけている亡霊が写ってた。
なんか知らないがこの時すごくイライラしていて、夜で見えないにも関わらず車内アナウンスは「こちらが〇〇の滝です」って案内するため、内心「うるーせー!今から俺がこの車内でもう一つ滝を作ってやろうか?!?!?」って感じになってた。
幸い降りるまで滝は作られなかった。
19:54 清流新岩国駅 着
𝑟𝑒𝑣𝑒𝑟𝑠𝑒せずにちゃんとチェックインしてた俺を褒めてほしい・・・・。
この時点で山口の駅も半分を取得していたようだ。
周辺駅をレーダーで取得して、無事に錦川鉄道を攻略した。
アクセスした駅:錦町、柳瀬、河山、根笠、清流みはらし、南桑、椋野、北河内、行波、南河内、守内かさ神、清流新岩国、川西、新岩国、和木、西岩国、岩国、南岩国、藤生
(山口: 79駅/152駅 )
ここから新幹線に乗るわけなんですが
鉄道から新幹線乗り場までの通り道が夜になるとかなり暗い。
写真はフラッシュを焚いたから少し明るく感じるけれど、実際にはもっと暗い。
本当に新幹線乗り場があるのか??と思ってたけれど、進んでいくうちに見慣れた駅の風景が広がっていたので安心した。
あとは、岩徳線と山陽本線を同時に取って、新山口駅へ新幹線で向かいます。
そこから山陽本線で宇部駅へと向かい、宇部駅近くにあるゲーセンGAME ALEXでオンゲキとウニの称号を取って、今日はおしまい。
いやー、バスワープで上手くいくか不安だったけれど、なんとか難所を乗り越えた!
さて引き続き駅を取りますよと、意気込んでいた。
次々とチェックインをして駅を取っていく。
順調に駅にアクセスしてるように見える・・・・
しかし、このとき異変に気づいた
待て、おかしい・・・
これらの駅はすべて岩徳線の駅だ
山陽本線の駅がヒットしていない!!
すぐさまなつめスキルとレーダーブーストを焚く!
ない・・・・
山陽本線の駅が・・・無い・・!
青いラインが山陽本線の部分である。
今いる岩徳線とこんなに離れていたことに全然気づいておらず、同時に攻略できるものと認識してた。
当然ながらレーダーもヒットしない!!!!
迂闊だった!!!まさかここで落とし穴があるとは!!!!
せめて岩国駅周辺でとかで山陽本線の駅をチェックインしていればルートビューンで巻き返せるが・・・・上の方で、清流岩国駅到着した時に赤字で記載してた通り、全部レーダーで取ってしまった。
まずい!まずいぞこれは!!
最終日もここを新幹線で通るが、うまく山陽本線の駅が取れるのかという問題が出てしまった。
この時に称号獲得の通知が来ていた。
「こんな忙しい時に何をもらったんだよ」と愚痴っていたら
誰が今の状況を称号にしろと言ったんだよ!!!!オイ!!!!
ガチでこんな顔してた
そして新幹線は無情にも新山口駅へ向かう。
アクセスした駅:柱野、欽明路、玖珂、周防高森、米川、高水、勝間、大河内、周防久保、生野屋、周防花岡、櫛ケ浜、徳山、岩田、島田、光、下松、新南陽、福川、戸田、富野、防府、大道、四辻
路線コンプ:JR岩徳線
(山口: 103駅/152駅 )
20:55 新山口駅 着
新幹線とは恐ろしい乗り物だ。
たくさん駅を取れる反面、一度ミスってしまうと、あっという間に取り残されてしまう。
この時は、取りこぼした駅をどうやって取るかをずっと考えていたが、もはや最終日に賭けるしか無い状況になっていた。
もう起きてしまったことは仕方がないので、予定通りここから宇部駅へと向かう。
実を言うと、最初に攻略した宇部線とJR小野田線ではあるが、万が一取れなかったときは、ここで直接レーダーで攻略する予定だった。
幸いこの時はうまくチェックインできたから良かったのだが、この幸運を出来たら今日一日ずっと続いてほしかった。
悲しみに暮れながらゲーセンGAME ALEXへ。
店が暗かったので、一瞬閉店しているのかと思ってたが、近づいてみたら店内は明るかった。
正直先ほどの駅取り逃がしのダメージが大きくて、ここで閉店しましたってなっているんじゃないかと、ありとあらゆる出来事がネガティブな思考になっていた。
みすみ推しのワイもこれにはニッコリ
ちなみにもう片方はアンジュ・ヴェエルジュの日向さんでした
とりあえず、オンゲキとチュウニズム両方で山口の称号を取って撤収。
23:51 下関駅 着
ゲーセンの帰りでも駅を取れなかったというショックはあまりにも大きく、宿は下関に取っているのにも関わらず、新下関の切符までしか買っていなかった。
(でも新下関と下関は「新」がついてるついてないで似てるからシカタナイネ)
まだ1日目だというのに早くも計画が少し狂ってしまった。
相当移動して体力も消耗しているのにも関わらず、なかなか寝付けなかった。
2日目も早い時間で出発なのに、果たして大丈夫のなのだろうかと不安を覚えつつも、いつの間にか寝落ちしていた。
そして、ちょうどこの頃、下関には怪しい雲が流れ込んでいた。
2日目へ続く